今年の梅雨時期から取り組んでいましたある自治会の認可地縁団体設立手続ですが。
結論から述べると「しばらく棚上げ」となりました。
その主な理由は…
① 認可の条件である「地域に居住する全住民(子ども・乳児も含む)の過半数の賛同」を得るのがむずかしいと思われること。
② 全国的に衰退している「自治会活動」の現状をみると、自治会の存在意義を含めた自治会という組織の維持が将来的に不透明であること。
③ ②の現状から自治会を退会する人という現状を踏まえると認可地縁団体設立は必要なのか。
以上のような意見が会員の中から出されました。
東日本大震災の直後においては、「絆」の重要性が再認識されて、一番身近な絆である自治会活動も見直されて入会者も増えた時もあったようです。
しかしながら、あの震災から時間も経ち、そのような記憶も薄れ、残念ながら同時にご近所の「絆」の大切さという感覚も薄れてしまってきているように感じました。
「災害は忘れた頃にやってくる」
今回は認可地縁団体設立という仕事の面からのご縁ではありましたが、「ご近所の行政書士」を目ざる私としてはよい勉強をさせていただきましたし、今後とも何かお役に立てることがあれば積極的にお手伝いをしていきたいと思いました。(ちょっと本音:お仕事にはなりませんでしたが💦)


