
<本の簡単な紹介>
大手広告会社に努めている著者(竹中信勝さん)が、自分が住むタワマンの理事長に選ばれる。(くじ引きで理事長職を引き当てる)
理事長になり管理組合の仕事に奔走する日々の中、今までみえていなかったマンション管理組合の存在意義やその役割、またマンションに住む人々の管理業務に対する「無関心?」「無意識感?」に改めて気づく。
100%味方と思っていた管理会社が実はドライな契約の関係であったことに気づき四面楚歌と孤独感に・・・。
などなどと次から次へと起こり来る苦難を乗り越えて、たくましい理事長へとなり、今後、自分に続く悩める理事長さんのために本書をかいたそうです。
一度は住んでみたい「タワマン」。
庶民である私には生活の場としてはたぶん今後もご縁のない世界ではあるとは思います。
しかしながら、「マンション管理士」でもある私にとって
・タワマンの大修繕ってどのくらいかかるのだろう?
・共用部分にある諸々の諸設備の維持・管理ってどのくらいの費用がかかるのだろう?
・かなりの人数の区分所有者(組合員)の意思形成や合意ってむずかしいのでは?
などなど、考えてみるだけで胃が痛くなるくらいの難題が浮かび上がってきます。
筆者が勤める大手広告会社には、たまたま私のバイク仲間も勤めており、どこか親近感を感じつつ、この土日で一気に読み終えてしまいました。
令和8年4月1日から区分所有法改正の施行日となります。
主な改正点は
1 建替え決議が一定条件ではその条件が緩和されます(4/5→3/4)
2 手続をとると所在不明者について決議の母数から除外できます。(迅速な決議ができる)
3 共用部分の変更(大規模修繕等)の円滑化(議決権条件の緩和)
などです。
ほとんどのマンション管理組合は5月あたりが総会の時期となっていると思いますので、役員のみなさんは総会の準備に忙しくなる時期ではないでしょうか。
総会まで時間は限られておりますが、これらの改正点も視野に入れ、いわゆる「2つの老い」に立ち向かえるようなマンション管理の実現をめざしましょう!

